ピアノの楽譜って実際に中身を見ないと自分のレベルに合っているか分かりませんよね。でも、楽器店や大型書店で探しても欲しい楽譜が見つからないこと、よくありませんか?
楽譜探しのための時間や交通費も無駄になるし、せっかくのピアノのやる気も失われるかもしれません。
そんな時は、楽譜のサブスクがべんりです。サブスクを使うと次のメリットがあります。
- 演奏したい曲が見つかる。
- レベルに合った曲が見つかる。
- 自宅にいながら見つかる。
私は楽譜のサブスク「ぷりんと楽譜」と「カノン」を使っています。この記事では、ぷりんと楽譜とカノンを比較し、どちらのサービスがあなたに合っているかを紹介します。
- ぷりんと楽譜とカノンの違いを理解できる。
- あなたに合ったサブスクが判断できる。
この記事を読めば、あなたに合ったサービスを選べ、すぐに新しい曲に挑戦できます。今まで挑戦できなかった興味のある曲を練習して、レパートリーを増やしましょう。
楽譜のサブスク(定額)サービスとは
楽譜のサブスクは、月額定額料金を支払うことで、多くの楽譜を利用できるサービスです。
以前は紙の楽譜を購入する必要がありましたが、サブスクの登場により、少しの料金で効率良く様々な楽譜を見ることが可能になりました。楽譜のサブスクを利用すれば、自分のスキルや好みに応じて、新しい曲やジャンルに挑戦することができます。
ピアノの楽譜のサブスクの特徴
楽譜のサブスクの最大の魅力は、コストの効率の良さと好みの楽譜の見つけやすさです。
- 新しい曲に次々に挑戦したい方
- 多くの曲を教えるピアノの先生
こんな方は特に楽譜のサブスクと相性が抜群です。楽譜選びの時間を削減でき、楽譜1冊分のお金で様々な曲を弾くことができます。
主な楽譜のサブスクサービスは2つ
「ぷりんと楽譜」と「電子楽譜カノン」は、日本で特に人気のあるピアノ楽譜サブスクサービスです。
名称 | ぷりんと楽譜(ヤマハ株式会社) |
公式HP | https://www.print-gakufu.com/ |
サービス内容 | 様々な楽器の楽譜をオンライン購入できるサービス |
曲数(対象楽器) | 29万点以上(ピアノ、ギター、バンドスコアなど多様) |
利用方法 | オンラインで楽譜を検索、購入、ダウンロード |
利用者 | ピアノ初心者から上級者、音楽教師、ミュージシャンなど幅広い層 |
対応アプリ | playo(iPad・Android対応) |
その他機能 | 楽譜見放題プラン、自宅での楽譜印刷、コンビニでの楽譜購入・印刷など |
名称 | ぷりんと楽譜 (ヤマハ株式会社) |
公式HP | https://www.print-gakufu.com/ |
サービス 内容 | 様々な楽器の楽譜をオンラインで 購入できるサービス |
曲数 対象楽器 | 29万点以上 (ピアノ、ギター、バンドスコアなど) |
利用方法 | オンラインで楽譜を検索、購入、 ダウンロード |
利用者 | ピアノ初心者から上級者 音楽教師・ミュージシャンなど |
対応アプリ | playo (iPad・Android対応) |
その他機能 | 楽譜見放題プラン 自宅での楽譜印刷 コンビニで楽譜購入・印刷 |
名称 | 電子楽譜カノン |
曲数 | 8000曲以上 |
利用方法 | オンラインで楽譜を検索、購入、ダウンロード |
対応アプリ | カノン楽譜ビューア(iPad対応) |
その他機能 | 移調機能、指番号・音名表示、楽譜印刷 |
名称 | 電子楽譜カノン |
曲数 | 8000曲以上 |
利用方法 | オンラインで楽譜を検索 購入・ダウンロード |
対応アプリ | カノン楽譜ビューア (iPad対応) |
その他機能 | 移調機能 指番号・音名表示 楽譜印刷 |
ぷりんと楽譜と電子楽譜カノンは楽譜の配信サービスです。サブスクだけでなく、楽譜は1つずつ購入することもできます。
楽譜のサブスクのメリットとデメリット
ピアノ楽譜のサブスクのメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット |
---|---|
楽譜選びの時間と費用を削減できる。 お試し感覚で気軽に試せる。 | タブレットがない場合は印刷が必要。 月額料金がかかる。 |
楽譜選びの時間と費用が節約できる
サブスクを利用することで、楽譜を購入するために出かける必要がないので、時間と費用の節約につながります。
せっかく楽譜を探しに行っても、好みの楽譜が見つからないことも少なくありません。その点、楽譜のサブスクなら自宅にいながら楽譜を探せます。
月額料金を払わなければいけませんが、多くの新しい曲を試したい方や、多くの生徒さんにピアノを教える先生にとって、コストパフォーマンスは非常に高いといえます。
楽譜を購入しに行く時間と費用を考えると、サブスク代も決して高くはないでしょう。
サブスクだから気軽に新しい曲に挑戦できる
せっかく楽譜を買ったのに、「難しくて諦めてしまった」「思ってたのと違った」ことはありませんか?
弾きたい曲は1曲だけど、アルバムしかないから1000円以上するなんてことも珍しくありません。買った楽譜を無駄にしないためにも、楽譜の購入は慎重になってしまいがちです。
でもサブスクなら楽譜が無駄になる心配はありません。特にぷりんと楽譜なら楽譜の見放題プランがあるので、新しい曲に挑戦できます。
クラシックからジャズ、ポピュラー曲まで、幅広いジャンルの中から好きな曲を選べます。さらに同じ曲でも難易度別の楽譜があるので、あなたのレベルに合った楽譜を選べることも魅力的です。
楽譜のサブスクを使うと演奏したい曲が見つかるので、様々な曲にチャレンジする機会が増えます。音楽の幅を広げたい方はもちろん、多くの生徒に教える先生も楽譜を選びやすくなるのが大きなメリットです。
少しでも気になったら試しに弾けるのがサブスクのメリットです。
タブレットを持っていないと利用できない場合がある
サブスクには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
サブスクで見つけた楽譜を利用するには、タブレットを使って電子楽譜とするか、楽譜の印刷が必要です。印刷する場合、楽譜を利用する準備や管理に手間がかかってしまいます。
また、カノンで手に入れた楽譜を電子楽譜として使う場合はiPadしか対応していません。Androidタブレットを電子楽譜として使うためにはぷりんと楽譜を選びましょう。
サブスクの効果を最大限に活かすには、タブレットが必要です。電視楽譜として利用するためには、初期投資としてタブレットの購入が必要なのがデメリットといえるでしょう。
タブレットの代わりにスマホでも楽譜の閲覧はできますが、画面が小さく楽譜を読むのは難しいです。
ぷりんと楽譜とカノンの比較
ピアノの楽譜のサブスクには「ぷりんと楽譜」と「カノン」の2つの主要なサービスがあります。楽譜のサブスクを始めるなら、この2つを比較し、あなたに合ったサブスクを選ぶといいでしょう。
ぷりんと楽譜とカノンの特徴は次のとおりです。
ぷりんと楽譜 | 電子楽譜カノン | |
楽譜数 | 29万点以上 | 約8000点 |
1曲の価格 | 350~600円 | 240~480円 |
プラン (税込み) | サブスクスタンダードプラン(月990円) 閲覧無制限 | ベーシックプラン(月924円) 月6曲ダウンロード |
月5曲閲覧(翌月持ち越し可能) | ライトプラン(月480円)ライトプラン(月528円) 月3曲ダウンロード | |
対応デバイス | iPad Androidタブレット | iPadのみ |
その他 | 初月無料 サブスクにはタブレットが必要 | サブスクで選んだ曲のダウンロード可能 |
詳細を見る | 詳細を見る |
ぷりんと楽譜 | 電子楽譜カノン | |
楽譜数 | 29万点以上 | 約8000点 |
1曲の価格 | 350~600円 | 240~480円 |
プラン (税込み) | サブスクスタンダードプラン (月990円) 閲覧無制限 | ベーシックプラン (月924円) 月6曲ダウンロード |
(月480円) 月5曲閲覧 (翌月持ち越し可能) | ライトプランライトプラン (月528円) 月3曲ダウンロード | |
デバイス | 対応iPad Androidタブレット | iPadのみ |
その他 | 初月無料 サブスクにはタブレットが必要 | サブスクで選んだ曲の ダウンロード可能 |
詳細を見る | 詳細を見る |
ぷりんと楽譜の方が楽譜の種類や量が多い
ぷりんと楽譜は、カノンと比べると楽譜の種類や量が豊富です。ジャンルもクラシックから現代音楽、ポピュラー曲まで多岐にわたります。楽譜の種類が多いので、レベルに合った弾きたい曲が見つかる可能性が高いでしょう。
一方、カノンは最新のポピュラー曲からクラシックまで、約7000曲以上の電子楽譜があります。ぷりんと楽譜と比べると楽譜の種類は少ないので、弾きたい曲があるかを事前に確認することが重要です。
利用料金とプラン詳細
ぷりんと楽譜とカノンの利用料金とプラン詳細は次のとおりです。
ぷりんと楽譜 | 電子楽譜カノン | |
プラン (税込み) | サブスクスタンダードプラン(月990円) 閲覧無制限 | ベーシックプラン(月924円) 月6曲ダウンロード |
月5曲閲覧(翌月持ち越し可能) | ライトプラン(月480円)ライトプラン(月528円) 月3曲ダウンロード | |
楽譜の購入 | サブスクプラン入会で半額 | サブスのプラン内 |
その他 | 初月無料 サブスクにはタブレットが必要 | サブスクで選んだ曲のダウンロード可能 |
詳細を見る | 詳細を見る |
ぷりんと楽譜 | 電子楽譜カノン | |
プラン (税込み) | サブスクスタンダードプラン (月990円) 閲覧無制限 | ベーシックプラン (月924円) 月6曲ダウンロード |
(月480円) 月5曲閲覧 (翌月持ち越し可能) | ライトプランライトプラン (月528円) 月3曲ダウンロード | |
購入 | 楽譜のサブスクプラン入会で半額 | サブスクで選んだ曲のダウンロード可能 |
その他 | 初月無料 サブスクにはタブレットが必要 | サブスクで選んだ曲の ダウンロード可能 |
詳細を見る | 詳細を見る |
ぷりんと楽譜と電子楽譜カノンの大きな違いは2つです。
- ぷりんと楽譜なら楽譜が見放題プランがある。
- 電子楽譜カノンなら楽譜の保存(PDF)もサブスクプラン内でできる。
ぷりんと楽譜と電子楽譜の利用料金に大きな差はありません。しかし、それぞれのサブスクプランは内容が違うので、あなたに合ったを選ぶことが大切です。
どちらのサブスクを選べばいいか、次に紹介します。
ぷりんと楽譜とカノンの選び方
ぷりんと楽譜とカノンのどちらが合っているか、次のポイントを考慮して選ぶことをおすすめします。
- 演奏したい曲が決まっているか
- 月に演奏してみたい曲は何曲程度か
- iPadなどのタブレットを持っているか
演奏したい曲の楽譜があるか
ぷりんと楽譜は29万点以上、電子楽譜カノンは約8000点以上の楽譜がそろっています。しかし、欲しい楽譜があるかは実際に調べてみないとわかりません。
演奏したい曲が決まっているなら、ぷりんと楽譜とカノンの両方で楽譜を検索してみましょう。
同じ曲でも難易度別の楽譜があるのでサンプルも要チェック。気に入った楽譜がなければ、サブスクに登録する意味はありません。あなたに合った楽譜がなるサブスクを選びましょう。
≫ぷりんと楽譜の楽譜を検索する(公式ホームページ:https://www.print-gakufu.com/)
≫カノンの楽譜を検索する(公式ホームページ:https://www.canon-score.com/)
欲しい曲が数曲程度なら、ぷりんと楽譜とカノンの両方とも1曲ごとに購入できます。
演奏したい曲が多いなら「ぷりんと楽譜」のサブスクがピッタリ
ぷりんと楽譜と電子楽譜カノンのサブスクは月に選べる楽譜数が異なります。
- ぷりんと楽譜:ライトプランは月5曲、スタンダードプランは無制限
- 電子楽譜カノン:ライトプランは月3曲、ベーシックプランは月6曲
もし、見たい楽譜が6曲以上あるなら「ぷりんと楽譜」のスタンダードプランがおすすめです。楽譜の閲覧が無制限なので、楽譜の価格を気にせず、様々な曲を試すことができます。気に入った曲があれば、通常価格の半額で購入もできます。
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タブレットがない場合は「電子楽譜カノン」一択
ぷりんと楽譜のサブスクはタブレットでの楽譜閲覧をベースとしたサービスです。残念ながらiPadやAndroidのタブレットを持っていない場合、ぷりんと楽譜のサブスクは有効に使えません。
一方、電子楽譜カノンはiPadの閲覧に加え、サブスク料金内での楽譜のダウンロードにも対応しています。
タブレットを持っていない場合は、ぷりんと楽譜で楽譜を1曲ずつ購入するか、電子楽譜カノンのサブスクを選びましょう。
電子楽譜を始めてみたいなら、こちらの記事を参考にしてください。
Androidタブレットなら「ぷりんと楽譜」一択
ぷりんと楽譜や電子楽譜カノンの楽譜をタブレットで電子楽譜としてみたい場合にも注意が必要です。
ぷりんと楽譜のアプリ「playo」はiPadとAndroidタブレットの両方に対応していますが、電子楽譜カノンはiPad非対応です。
Androidタブレットしか持っていない場合は、ぷりんと楽譜を使うか、iPadの購入を検討してください。
まとめ:楽譜のサブスクで気軽に新しい曲に挑戦しよう
楽譜のサブスクを利用すると楽譜の選び方が大きく変わります。サブスクに入ると、欲しいと思った曲の楽譜をその場で手に入れられるからです。
- 豊富な楽譜に挑戦できる。
- 楽譜選びの時間と費用が節約できる。
サブスクサービスで有名なのが、ぷりんと楽譜やカノン。これらのサービスに入会すれば、欲しい楽譜が見つからないストレスや楽譜を買いに行く時間や費用も節約できます。
弾きたい曲を自由に弾ける。私は、楽譜のサブスクを使うと気軽に新しい曲に挑戦できるようになりました。
どちらのサービスを登録するか決められない場合は、ぷりんと楽譜がおすすめです。ぷりんと楽譜は1ヶ月無料で試せるので、楽譜のサブスクサービスがどんな感じか気軽に試すことができます。
楽譜のサブスクを利用して、日々のピアノをもっと楽しみましょう。
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