【楽譜をきれいにPDF化】電子化サービス「スキャンピー」レビュー

紙の楽譜を電子楽譜として使うなら、きれいに電子化したいですよね。

でも楽譜1冊の電子化には、きれいにPDFにするためにはスキャナーが必要ですし、時間もかかってしまいます

そこで、おすすめなのが本の電子化代行サービス「スキャンピー」。

スキャンピーは1冊88円〜と価格が安いことに加え、会員登録不要で気軽に利用できるため利用者が増え続けている人気のサービスです。

しかし、楽譜専門の電子化サービスではないため、初めての利用に少し不安があるかもしれません。

そこで今回の記事では、私が実際に利用し楽譜を電子化した手順を紹介。さらに、スキャンピーを利用するメリット・デメリットも解説します。

この記事を読めば誰でもスキャンピーで楽譜を簡単に電子化できるので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。

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目次

電子楽譜のメリット

電子楽譜のメリット

紙の楽譜と比べると、電子楽譜には大きく3つのメリットがあります。

電子楽譜のメリット
  • 多くの楽譜をタブレット1台に取り込める。
  • 紙の楽譜の電子化やアプリ内で楽譜の購入ができる。
  • 電子楽譜へのメモで練習の質がアップする。

一番のメリットは、大量の楽譜を1台のタブレットで持ち運べることです。

多くの楽譜を持ち運べるので、重い楽譜を持ち歩く必要がなく、楽譜を忘れる心配もありません。

電子楽譜には初期投資や慣れが必要ですが、長期的に見ると楽譜管理や演奏の練習効率UPになります。

たくさん楽譜を持っている方は電子楽譜の活用を検討してみましょう。

紙の楽譜をスキャンする方法

紙の楽譜を電子楽譜にするためには「紙の楽譜をスキャン」しなければなりません。

楽譜をスキャンするには「Adobe Scan」などのアプリやソフトが必要です。アプリを利用し楽譜を撮影すると自動で領域を抽出し、PDFに変換してくれます。

Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ

Adobe Scan: OCR 付 スキャナーアプリ

Adobe Inc.無料posted withアプリーチ

Adobe Scanは楽譜を裁断することなく、気軽にPDFにできるべんりなアプリですが、紙の楽譜を1ページずつ撮影するため時間がとてもかかるなど、意外と面倒です。

また、アプリの操作が苦手な人にとっては、難しい作業に感じるかもしれません。

そのような人におすすめなのが、スキャン代行サービス「スキャンピー」です。

スキャン代行サービス「スキャンピー」の活用法

スキャンピーの特徴

スキャン代行サービス「スキャンピー」を活用すれば、誰でも簡単に紙の楽譜を電子楽譜に変換できます。

スキャンピーに楽譜を送れば、電子化作業を代行してくれるので失敗することはありません。

スマホやアプリの操作が苦手な人も安心です。

ここからは「スキャンピーの特徴」や「メリットとデメリット」をそれぞれ確認していきましょう。

スキャンピーの特徴

スキャンピーは誰でも簡単に申し込めるスキャン代行サービスです。

書籍・書類・名刺・ハガキなどの電子化や、Amazonや楽天ブックスなど、オンライン書店で購入した本を直接PDF化してくれるサービスも行っています。

スキャンピーの特徴
  • 高品質なスキャン技術
  • わかりやすい料金体系とお得なプラン
  • 納期保証
  • 簡単注文

大学からの依頼も受けている信頼できるサービスです。

スキャンピーでは最高級の業務用スキャナと独自の画像補正システムを採用しており、高品質な電子化が行えることに加え、1〜300ページの楽譜なら1冊88円〜から注文が可能です。

また、注文方法はとても簡単。注文フォームに必要事項を入力して楽譜を送付するだけです。

自宅やショッピングサイトから荷物を送ることはもちろん、東京・大阪には実店舗があるので、直接持ち込めば送料が無料になります。

スキャンピーで持ち運びできる店舗は以下のとおり
住所:(東京本店)東京都新宿区西新宿7-14-5 富士ビル1F
   (大阪店)大阪府大阪市西区立売堀1-9-13 エアル本町ビル1F
受付時間:10:00〜20:00
定休日:12月30日〜1月3日のみ

首都圏・京阪神エリアに限り、100冊以上なら「無料集荷サービス」があるため、たくさん楽譜を電子化したい方は利用しましょう。

スキャンピーに楽譜のPDF化をお願いすると、最速で2日以内に対応してくれます。

スクロールできます
特急便7日便通常便
保証期間
(入金から)
2日以内7日以内1〜100冊:25日
101〜200冊:40日
201〜500冊:50日
501冊〜:60日
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特急便7日便通常便
保証期間
(入金から)
2日以内7日以内1〜100冊:25日
101〜200冊:40日
201〜500冊:50日
501冊〜:60日

さらに、スキャンピーには納期保証制度が導入されており、万が一納品が遅れた場合、遅延損害金として作業料金の全額から、最大50%の割引が受けられます。

通常便だと日数がかかるので、7日便あたりがおすすめです。

スキャンピーのメリットとデメリット

スキャンピーの特徴が理解できたところで、ここからはスキャンピーのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

スキャンピーのメリット

まずはメリットから確認していきましょう。

スキャンピーのメリット
  • 仕上がりのクオリティが高い。
  • Amazonなどから直接送れる。
  • 直接の持ち込みが可能。

スキャンピーの特徴でも解説しましたが、仕上がりのクオリティが高いことは、スキャンピーを利用する大きなメリットです。

Adobe Scanは何度取り直しても、見開きの中央部分が曲がってしまいますが、スキャンピーはとてもきれいな仕上がりでした。

SNS上でも綺麗な仕上がりに驚いている方の声がたくさんありました。

安すぎる業者に依頼するとスキャンがズレていたり、画質が荒かったりします。大切な楽譜なら信頼できる業者に依頼しましょう。

また、Amazonなどのショッピングサイトからスキャンピーに直接楽譜を送れます。めんどくさい梱包作業が不要なのは大きなメリットです。

さらに、スキャンピーはスキャン代行業者には珍しい直接持ち込みが可能。郵便料金や宅配料金が値上がりしているため、直接持ち込むことで料金を安く抑えられます。

実店舗を利用すれば申し込み手続きがさらに簡単になりますよ。

スキャンピーのデメリット

スキャンピーはメリットばかりではありません。デメリットもしっかり把握しておきましょう。

スキャンピーのデメリット
  • スキャンで使用した楽譜は返ってこない
  • 納品まで時間がかかる
  • 送料がかかる

最大のデメリットはスキャンで使用した楽譜は返ってこないことです。

スキャンピーは著作者並びに出版社との規約により、作業後は溶解処分することになっているため、スキャンの際に裁断された楽譜は返却されません。

思い入れのある楽譜など手元に残しておきたいものは依頼しないようにしましょう。

また、スキャンピーは納期が少し遅いです。通常の注文の場合25日程度かかります。

どうしても早く楽譜を電子化したい方は、有料サービスの特急便を利用しましょう。入金から2日で紙の楽譜の電子化が可能です。

スクロールできます
特急便7日便通常便
保証期間
(入金から)
2日以内7日以内1〜100冊:25日
101〜200冊:40日
201〜500冊:50日
501冊〜:60日
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特急便7日便通常便
保証期間
(入金から)
2日以内7日以内1〜100冊:25日
101〜200冊:40日
201〜500冊:50日
501冊〜:60日

少しでも料金を抑えたい方は、「無料集荷サービス」や「店舗への直接持ち込み」を利用するのがおすすめです。

実店舗は東京と大阪の2カ所にありますよ。

スキャンピーを使って楽譜を電子化する手順

スキャンピーを利用した楽譜の電子化手順

今回は実際にAmazonで楽譜を購入。スキャンピーへ直接楽譜を配送し電子化を行い、電子楽譜アプリ「Piascore」で楽譜を取り込みました。

スキャンピーを使って楽譜を電子化する手順を5Stepで解説します。

STEP
ご注文フォームから依頼
STEP
楽譜の送付
STEP
料金の支払いと納品確認
STEP
曲ごとのPDFファイルの分割
STEP
Piascoreに楽譜を取り込み

今回依頼した楽譜はショパンの「エチュード」。7日便を利用し143円で電子化ができました。

Step1:ご注文フォームから依頼

まずはスキャンピー公式HPにアクセスしましょう。

右上の「ご注文はこちらから」をクリックして、ご注文フォームから必要事項を入力します。

スキャンピーホームページ
引用:スキャンピー公式HP

ご注文フォームから必要事項を入力します。

スキャンピー注文フォーム
引用:スキャンピー公式HP

必要事項は「希望サービス、名前、アドレス、住所」だけです。

Step2:楽譜の送付

申し込みから数時間以内に「注文の確認メール」が届きます。

スキャンピーのメール1

「注文の確認メール」に続いて、書類送付先の連絡がきます。

スキャンピーのメール2

メールに記載されている住所に楽譜を送りましょう。

Amazonなどのショッピングサイトから直接スキャンピーに楽譜を送付する場合も同じです。宛先は「スキャンピー+自分の名前」にすることが必要です。

Amazonから直接スキャンピーへ送ると手続きが簡単でした。

Step3:料金の支払いと納品確認

楽譜がスキャンピーに届くとスキャン代行料金の請求書メールが届きます。

スキャンピーのメール3

三井住友銀行か楽天銀行の指定の口座に振り込んでください。

今回は7日納期の7日便を利用しましたが、たったの143円でした。料金は事前に公式HPでシミュレーションできます。

入金の確認が終わると、入金確認と納期のメールが届きます。

スキャンピーのメール4

入金後、プランに合わせて納品の連絡がきます。

スキャンピーのメール5

今回は2024年10月12日に入金を行い、6日後の10月17日に納品の連絡がありました。納期は入金確認後からなので、できるだけ早く入金しましょう。

今回はダウンロード納品を希望したので、納品のメールにはダウンロードに必要なURLとパスワードが記載されています。PDFはboxからダウンロードしました。

スキャンピーからのPDF受け取り

boxの会員登録などは不要なので、誰でも安心して使えます。

Step4:曲ごとのPDFファイルの分割

ダウンロードした楽譜は1つのPDFになっています。

スキャンピーで取り込んだPDF

アルバムなど複数の曲が入っている場合、このままでは使い勝手が悪いため「Smallpdf」というツールを利用し、納品されたPDFを分割しましょう。

まずは、ダウンロードしたPDFを画面中央の「ファイルを選択」から選ぶか、ドラッグ&ドロップします。

pdf分割のsmallpdf
引用:smallpdf

そしてPDFを分割したい箇所で、はさみのツールアイコンをクリックするだけです。

メールの分割

Step5:Piascoreに楽譜を取り込み

電子楽譜としたい場合は、アプリに取り込みましょう。今回はiPad専用アプリ「Piascore」に取り込みました。

Piascoreへの楽譜取り込み方法は以下の記事で詳しく解説しています。

画像つきで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

楽譜を電子化できるサービスの比較

電子化代行サービスの比較ポイント

楽譜を電子化できるサービスは「スキャンピー」の他に「未来BOOK」や「BOOK SCAN」があります。

どれも著作権への対応が明記されており信頼できるサービスです。

スキャンピーとの違いをそれぞれ確認していきましょう。

スクロールできます
スキャンピー未来BOOKBOOKSCAN
基本料金
(1冊)
1〜300ページ:88円
301ページ以上:176円
高さ22〜42cm:294円350ページまで:165円
対応可能冊数1冊から1冊から1冊から
対応サイズ名刺サイズ〜A3まで高さ42cmまでA4まで
納期
(1冊の場合)
2日:+100円
7日:+50円
25日:追加なし
2日:+220円
7日:+110円
15日:+55円
30日:追加なし
2~4ヶ月
ショッピングサイトから
直接送付
Amazon
Rakutenブックス
など
Amazon
Rakutenブックス
など
プレミアム会員のみ
(月額11,006円)
Amazon
Rakutenブックスなど
納品方法ダウンロード納品(無料)
DVD納品(+800円)
USB納品(+1500円)
ダウンロード納品(無料)
DVD・ブルーレイ納品(+880円)
USB・microSD納品(+1650円)
HDD納品(+9,680円)
ダウンロード納品(無料)
DVD納品(+4,950円)
HDD納品(+22,200円)
支払い方法銀行振込
Paypal
(以下店頭のみ)
現金
クレジットカード
PayPay
交通系電子マネー
銀行振込
Paypal利用のクレジットカード
銀行振込
クレジットカード
店舗持ち込み東京・大阪埼玉東京(要予約)
※価格は全て税込表示

比較してみるとBOOKSCANは料金が高く納期が遅いですが理由があります。BOOKSCANのWeb (アプリ)上で、本棚を再現できたり、本文をキーワード検索できたりなど様々な機能があるからです。

しかし、このような機能は電子楽譜には必要ありません。BOOKSCANは書籍を電子化するときに利用するか検討してみましょう。

BOOKSCANは電子楽譜には向いていません。

一方、スキャンピーと未来BOOKは似ている部分が多いです。

どちらも楽譜を電子化するにはおすすめのサービスですが、スキャンピーの方が納期が早く、電子化の料金が安くなります。

まとめ:大量の楽譜を効率よく電子化したい人におすすめ

スキャンピーレビューのまとめ

今回の記事では、スキャンピーを利用した紙の楽譜の電子化の手順やメリット・デメリットについて解説しました。

スキャンピーは、Amazonなどのショッピングサイトから楽譜を直接送れるため、面倒な発送手続きが不要でとても便利です。

しかし、楽譜の電子化は通常のプランだと25日以上かかるため、すぐに電子化したい方にはおすすめできません。

とはいえ、有料の特急便サービスを利用すれば最短2日で納品完了。遅れた場合は金額の保証もあります。

また、実際に私も利用してみましたが、簡単に紙の楽譜を電子化できました。

会員登録不要で1冊88円〜利用可能なので気になる方は、スキャンピーを利用してみてくださいね。

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この記事を書いた人

ピアノ歴30年以上!
4歳からピアノを習い始め、会社に入って10年以上たった今もピアノ継続中。
2週間に1回レッスンに行っています。

ピアノは100歳になっても続けれらるので、私の一生の趣味になると思います。
このブログではピアノに関して、私の経験やおすすめ情報を紹介しています。

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