ピアノを趣味で始めたいけれど、どこのピアノ教室に行けばいいか分からないですよね。
ピアノ教室を選ぶ際には、教室の種類(個人教室や大手音楽教室)、曲のジャンル、先生との相性、料金体系など、確認することが多いので、自分に合ったピアノ教室を選ぶのは大変です。
僕は4歳からピアノを始め、30年以上たった今でもピアノ教室に通っています。今まで6箇所以上のピアノ教室に通っていました。
この記事では、これからピアノを習いたいと考えている方に向けて、ピアノ教室の選び方を紹介します。
- 新しい趣味としてピアノを始めたい方
- ピアノの教室選びで失敗したくない方
この記事を読めば、ピアノ教室選びの注意点が分かるので、ピアノ教室選びに失敗する可能性は低くなります。
ピアノが一生の趣味になるかもしれません。素敵なピアノライフを送れるように、あなたに合ったピアノ教室を選びましょう。
ピアノ教室の種類:個人教室と大手音楽教室の違い
ピアノ教室は大きく分けて「個人教室」と「大手音楽教室」の2種類あります。
ピアノ教室選びで重要なのは、あなたの目的やニーズに最も合う教室を見つけることです。個人教室と大手音楽教室、それぞれには明確な特徴とメリットがあります。大手音楽教室や個人教室といった種類を理解し、それぞれの特徴について知ることから始めましょう。
個人教室の特徴
個々のピアノ教師が自分の家やレンタルスタジオなどで運営している小規模な教室を指します。個人教室の特徴は次のとおりです。
- レッスンの教材や進め方は先生によって様々
- レッスンの場所は、先生の家やレンタルスタジオ
- 月謝は大手に比べるとリーズナブル
個人教室の特徴は何といってもその規模の小ささです。先生の個性が強く出るのも特徴の一つです。
大手音楽教室の特徴
大手の音楽教室は安定した教育システムと広いネットワークが特徴です。有名な大手の教室にはヤマハやカワイなどがあります。大手の教室の特徴は次のとおりです。
- 大手の教室だから先生も安心
- レッスンの場所は、音楽教室
- 月謝は個人教室に比べると少し高い
- 発表会などのイベントに参加できる
大手だからこそ、安心してレッスンを受けることができます。
目的にあったジャンルがあるか
各ピアノ教室ではさまざまなジャンルのレッスンが提供されています。ジャンルは主に次の3つあります。
- クラシック
- ポピュラー
- ジャズ
音楽教室によって、対応しているジャンルが違います。あなたが何を学びたいのか、そのジャンルが教室で学べるか確認しましょう。
僕はクラシックを習っています。
クラシック
歴史的な背景を持ち、多くの有名な作曲家たちによって生み出された伝統的なピアノ音楽です。バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンなどの有名な作曲家の作品はクラシックに分類されます。
クラシック音楽は、中世から現代に至るまでの様々な時代とスタイルがあります。クラシックピアノの作品は通常、楽譜に詳細に書かれており、演奏者は作曲家の意図を可能な限り忠実に再現することを目指します。
ポピュラー
ポピュラーミュージックは、20世紀から21世紀のポピュラーカルチャーで生まれた音楽を指します。ロック、ポップ、R&B、カントリー、ヒップホップなど、さまざまなサブジャンルがあります。
ポピュラーミュージック、多くの人が知っている曲が多いので、みんなで楽しむことができます。クラシック曲は知らない方はポピュラーミュージックから始めてみてもいいかもしれません。
ジャズ
ジャズは、19世紀末から20世紀初頭のアメリカで生まれ、自由度が高く、即興的な演奏が特徴の音楽スタイルです。ブルース、ラグタイム、そしてアフリカのリズムとメロディから影響を受けています。
ジャズは即興演奏に大きく依存しており、演奏者は既存のメロディを基にして新たな音楽的表現を生み出します。ジャズは即興演奏の技術が求められます。そのための指導を受けられる教室を選ぶことが重要です。
ピアノ教室の選び方のポイント
ピアノ教室を選ぶ上での重要なポイントは、先生の資格と経験、教室の設備、料金体系などです。
先生の資格と経験、相性
ピアノ教室の教師の資格と経験は、教室のクオリティを判断する大切な要素です。多くの大手音楽教室では、先生になるための試験があります。そのため、大手音楽教室は教室選びに失敗の可能性が低くなります。
しかし、先生との相性までは保証されていません。大手音楽教室でも個人教室でも、通常1対1でのレッスンで受けるため、相性が合う、合わないはレッスンを受けてみないと判断できません。体験レッスンを利用して、教師とのコミュニケーションを確認しましょう。
先生と相性がいいと、レッスンの楽しみがアップします!
教室のピアノの種類と設備
ピアノの種類や状態、そして教室の設備もピアノ教室選びの重要なポイントです。
分かりやすいのがグランドピアノかアップライトピアノ。同じグランドピアノでもグレードによって演奏のしやすさは全然違います。
大手音楽教室ではピアノの品質も担保されていることが多いですが、個人教室の場合はピアノの品質も様々です。
体験レッスンの際にどのピアノを使うか聞いてみましょう。
レッスンの場所、回数と料金体系の確認
ピアノのレッスン回数と料金を調べることも重要です。ピアノが上達するためには継続が必要不可欠なので、無理なく続けられる環境にすることが大切です。
ピアノ教室は近いほうが続けやすい
教室の場所は重要です。
定期的なレッスンを受ける場合、近い場所の方が無理なく続けられます。ピアノ教室までの交通手段や時間も考慮することが必要です。
僕は外にあまり出ないので、外出目的も兼ねて少し遠いところに通っています。でも近い方が継続しやすいです。
おすすめのレッスン回数
大人の場合、おすすめは月2回のレッスンです。
習い事といえば、週に1回のイメージがあるかもしれません。しかし、ピアノを練習する時間の確保やその他の予定を考えると、毎週レッスンを受けるのは大変です。
週に2回であれば、忙しい日が続いたとしても全く練習ができなかったということは避けられます。また、他の用事がある場合、同じ曜日であればレッスンの曜日を変更しやすいメリットがあります。
無理なく続けられる回数にしましょう。
レッスン料は教室によって異なる
ピアノ教室の料金は、教室や教師、カリキュラムによって異なります。
大手音楽教室よりも個人教室の方がレッスン料が安い傾向があります。ただし、レッスン料は月のレッスン回数によって大きく変わるため、よく確認してください。
ピアノのレッスンを始めるまでの流れ
ピアノを習うまでのステップは次のとおりです。
大手音楽教室や個人教室の中から、自分にあったピアノ教室を探します。
気になった教室があれば、体験レッスンを受けたいと連絡しましょう。
体験レッスンでは、実際のピアノを習う場合のイメージを確認できます。
ピアノ経験者であれば、体験レッスンの際にピアノのレベルを確認があります。「1曲弾いてください」と言われるので、体験レッスンの前に軽く練習しておきましょう。
ピアノの体験レッスンが終わると、次回以降のレッスンをどうするか確認されます。続けられると思ったら、その場で次回の予約等ができます。
レッスンの日が決まったら、ピアノライフの始まりです。
ピアノのレッスンがない日は、自宅やピアノのレンタルスペースで練習し、思ったとおりの演奏になるように頑張りましょう。
何か所か体験レッスンをするのがおすすめ。
ピアノ教室に通う際の注意点、よくある質問
ピアノを新しく始めるときに、よくある質問をまとめました。
- ピアノ教室の体験レッスンに参加するとき、どのようなことに注意すべきですか?
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体験レッスンでは、先生との相性を確認することが重要です。また、レッスンの進行方法や教室の雰囲気をチェックし、自分に合っているか確認します。体験レッスンは教室選びに重要なので、活用しましょう。
- 体験レッスンを受けると、すぐに契約を強制されるのではないかと心配です。どうすればよいですか?
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体験レッスンの際に「複数の教室で体験を受けて、自分に合った場所を探している」と伝えてみると良いでしょう。このアプローチにより、教室側もプレッシャーをかけにくくなります。
最終的な判断は体験レッスン後に家で冷静に考える時間を持つことをおすすめします。
まとめ:ピアノ教室はじっくり選ぼう
ピアノ教室の選び方を紹介しました。
- 個人教室か大手音楽教室か
- 希望のジャンル(クラシック、ポピュラー、ジャズ)があるか
- 先生との相性がいいか
- 教室のピアノと設備に満足するか
- レッスンの頻度が生活に合っているか
- 料金に問題がないか
- 場所は通える範囲か
ピアノが一生の趣味になるかもしれないので、教室選びは重要です。失敗しない教室選びには「体験レッスン」が必須。
ピアノを習って、好きな曲を練習して人生を一変させちゃいましょう。