【初心者必見!電子楽譜の始め方】ピアノ楽譜の新スタイル入門

電子楽譜の始め方_タイトル

ピアノの紙の楽譜は、保管スペースをとるし、持ち運びは重くて大変ではありませんか?多くの曲に挑戦したいけれど、保管スペースや持ち運びを考えると、購入する楽譜を取捨選択しなければいけません。

しかし、電子楽譜を導入すると紙の楽譜の「保管スペース」と「持ち運び」の問題は解決します。

電子楽譜はタブレット1台で、どこでも好きなだけ楽譜を持ち歩けます。タブレットへの紙の楽譜を取り込みや、オンラインで購入した楽譜を閲覧できるので、紙の楽譜は必要ありません。

さらに、電子楽譜はメモがかんたんで、自動譜めくり機能もあるので練習効率もアップ。様々な曲に挑戦し、ピアノをもっと上達したい方に電子楽譜はピッタリです。

電子楽譜のべんりさに慣れると紙の楽譜に戻れません。

この記事では、電子楽譜の始め方から選び方、べんりなアクセサリまで、ピアノの演奏をもっと自由で楽しいものに変える方法を詳しく紹介します。今こそ、新しい演奏ライフをスタートさせましょう。

目次

電子楽譜を始める前に確認すること

電子楽譜の始め方_紙の楽譜と電子楽譜

ピアノの楽譜は紙の楽譜が多く使われてきました。しかし、本が電子書籍化されたように、楽譜も電子化されてきています。

電子楽譜はiPadなどのタブレットに楽譜を表示させ、紙の楽譜と同じように譜面台にタブレットを置いて演奏します。

電子楽譜と紙の楽譜の違い

電子楽譜と紙の楽譜の最大の違いは、持ち運びのべんりさと、機能性です。電子楽譜は、重い楽譜をたくさん持ち歩く必要がなく、1台のタブレットで多くの楽譜を管理できます。さらに、拡大表示や楽譜の検索機能など、紙の楽譜にない機能も多くあります。

電子楽譜を始めるために必要なもの3選

電子楽譜を使ってピアノを演奏するには、次のものが必要です。

  • 楽譜を表示するためのタブレット
  • 電子楽譜専用のアプリ
  • 譜めくりペダルやタブレット用ペン(機能を最大限に使う場合)

必要なものは少ないですが、タブレットや電子楽譜のアプリは多くの種類があります。

特にタブレットは高価なのです。どのタブレットがいいか、よくチェックしてください。

電子楽譜のメリット3選

電子楽譜のメリット

紙の楽譜と比べると、電子楽譜には大きく3つのメリットがあります。

  • 多くの楽譜があってもスペースに困らない。
  • 楽譜上のメモ機能で練習の質がアップする。
  • 紙の楽譜の電子化やアプリ内で楽譜の購入もできる。

多くの楽譜をタブレット1台に取り込める

電子楽譜の最大のメリットは、物理的なスペースを取らないことです。

気になった曲があると、ついつい楽譜を購入しちゃいませんか。知らず知らずのうちにピアノの上はたくさんの楽譜で埋め尽くされている人も多いはずです。電子楽譜にすれば、数千ページの楽譜も1つのタブレット内に保存することができます。

自宅以外でピアノを弾く場合、外出時の重たい荷物の心配がなくなります。どの楽譜を持っていくか迷うこともなくなり、好きな時に好きな場所で演奏を楽しめます。

帰省の度ごとの楽譜のコピーから解放されました!

「紙の楽譜の電子化」や「アプリ内での楽譜の購入」もできる

電子楽譜としてタブレットで楽譜を見るためには「紙の楽譜の取り込み」と「アプリ内で楽譜の購入」の2つの方法があります。

紙の楽譜を持っていれば、電子楽譜用に楽譜を買い直す必要はありません。紙の楽譜をスキャンして電子化すれば、紙の楽譜と電子楽譜の両方が利用できます。自宅やピアノのレッスンは紙の楽譜、それ以外の場所では電子楽譜などの使い分けるのがおすすめです。

紙の楽譜を持っていない場合は、アプリ内で楽譜の購入もできます。一部の楽譜は無料なので、気になったら簡単にダウンロードできるのも電子楽譜のメリットです。

電子楽譜へのメモで練習の質がアップする

電子楽譜の場合、譜面上に指示やメモを書き込むことができます。

紙の楽譜だとメモが多いと楽譜が読めなくなってしまいます。しかし、電子楽譜ならかんたんに書いたり消したりできます。次回の練習時に何を意識すべきかが一目で分かり、効率的な練習が可能になります。

レッスンのアドバイスをメモするようにしたら、練習の質がアップしました。

電子楽譜を使うデメリット3選

電子楽譜のデメリット

電子楽譜のメリットは多いですが、完璧ではありません。電子楽譜のデメリットはこの3つです。

  • タブレットの購入が必要
  • 紙の楽譜より画面が小さい
  • 譜めくりの回数が紙の2倍必要

初期投資としてタブレットの購入が必要

電子楽譜を使用するためには、タブレットの購入が必要です。タブレットを持っていない場合は、初期投資としては高額に感じるかもしれません。

しかし、タブレットは電子楽譜しか利用できないわけではありません。ネット検索など、生活の中での利用価値は高いため、ピアノ以外の日常生活にも役立ちます。

また、iPadは高く売れます。リセールを考えると決して高い買い物ではないでしょう。

いくらで売れるか「メルカリ」でチェックしてください。

紙の楽譜に比べタブレットは画面が小さい

タブレットの画面は紙の楽譜と比べると小さい場合が多いです。

タブレットには様々なサイズがありますが、紙の楽譜よりも大きなタブレットはありません。サイズが小さいと楽譜が読みにくいので、できる限り大きなタブレットを選択するのがおすすめです。

電子楽譜で一番重要なのは画面サイズです。

譜めくりの回数が紙の楽譜の2倍必要

紙の楽譜の場合は見開きで譜面台に置くため、2ページごとに譜めくりします。しかし、タブレットの場合は1ページずつ表示されるため、譜めくりは1ページごとに必要です。

電子楽譜の場合、演奏が途切れないようにするために、譜めくりのタイミングも決めないといけません。

私は譜めくり用のペダルを使っているので、譜めくりのストレスからは解消されました。

電子楽譜に必須のタブレット

電子楽譜の始め方_タブレットの選び方

電子楽譜に必須なのがタブレットです。タブレットは様々な種類がありますが、電子楽譜として使えるタブレットは限られています。

電子楽譜に合ったタブレットの選び方や、主なタブレットである「iPad」と「Androidタブレット」の違いを紹介します。

電子楽譜に適したタブレットの選び方

電子楽譜を活用するためのタブレット選びでは、次のポイントを考慮することが重要です。

  • 画面サイズ:紙の楽譜と比較するとタブレットの画面は小さいです。少なくとも11インチ以上のサイズがないと、ストレスを感じてしまうでしょう。
  • 対応アプリ:電子楽譜には専用のアプリが必要です。しかし、タブレットによっては非対応のアプリがあります。
  • タッチペン対応:かんたんに書き込みや取り消せるのが、電子楽譜の魅力の1つです。タッチペンに対応したタブレットを選びましょう。

電子楽譜の利用を目的としたiPadとAndroidタブレットの比較

タブレットは大きく分けて「iPad」と「Androidタブレット」の2つがあります。それぞれの特徴は次のとおりです。

スクロールできます
iPadAndroidタブレット
使いやすさ
対応アプリ
タブレット性能
価格

予算に問題なければ、性能が高く、対応アプリも多いiPadがおすすめです。

どのタブレットを選べばいいか分からない方は、こちらの記事を参考にしてください。

電子楽譜のアプリの種類とおすすめアプリ

電子楽譜の始め方_アプリの選び方

電子楽譜を使用する際には、専用のアプリが必要です。

アプリの種類は大きく分けて2つです。

  • 自分が持っている紙の楽譜を電子化するアプリ
  • サブスクなど、オンライン上で楽譜を購入できるアプリ

iPadなら今回紹介するアプリはすべて対応していますが、Androidタブレットは一部対応していないアプリもあります。

紙の楽譜を電子化する方法

紙の楽譜を電子楽譜に変換することで、持ち運びや管理がかんたんになります。紙の楽譜はスキャンアプリでデジタル化し、専用アプリで閲覧できます。

iPadであればPiascoreというアプリが無料で使えます。しかし、AndroidはPiascoreに対応していません。Androidタブレットで紙の楽譜を電子化するためには有料のMobileSheetsというアプリを使いましょう。

Piascoreは使いやすさも優れているので、紙の楽譜を電子楽譜にしたいなら、Piascoreがおすすめです。電子楽譜のアプリについて、詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

電子楽譜のサブスク対応アプリ

電子楽譜は紙の楽譜を電子化するだけではありません。オンラインで購入した楽譜をタブレットで表示し、電子楽譜化できます。

ヤマハが提供する「ぷりんと楽譜」は27万点以上の楽譜がそろっているオンライン楽譜提供サービスです。iPadだけでなく、Androidタブレットにも対応しています。

他にも「電子楽譜カノン」というオンライン楽譜サービスがあります。こちらはiPadのみ対応のみの対応です。

電子楽譜をさらに便利にするアクセサリ

電子楽譜の始め方_譜めくりペダルとタブレット用ペン

電子楽譜での演奏中の操作性や、練習効率のアップには「譜めくりペダル」や「タブレット用ペン」が有効です。これらのアクセサリを活用できれば、ピアノの上達スピードもアップするので、満足のいく練習ができます。

譜めくりペダル:電子楽譜のデメリットをカバー

電子楽譜の最大のデメリットは譜めくりの回数が紙の楽譜の2倍になることです。紙の楽譜は見開きなので、譜めくりは2ページごとですが、電子楽譜は画面が小さいので1ページごとに必要です。

しかし、この問題は譜めくりペダルを使用することで解決できます。譜めくりペダルを使えば、足で簡単にページをめくれます。

演奏のどのタイミングで譜めくりをするか悩む必要はありません。譜めくりペダルを使えば、紙の楽譜の時よりも演奏に集中できます。

タブレット用ペン:練習効率の向上

タブレット用のペンを使用すると、気軽に電子楽譜に直接メモを書けます。紙の楽譜にメモする場合、譜面が文字だらけになって楽譜が見にくくなる場合もあります。しかし、電子楽譜ならメモするだけでなく、メモを消すこともかんたんです。

レッスン時のアドバイスや注意点などを書き込むと重要なポイントをすぐに確認できるので、練習が効率的になります。

メモするようになってから、上達スピードが上がりました!

まとめ:電子楽譜を使って新しいピアノライフを送ろう

電子楽譜の始め方_まとめ

ピアノの楽譜は、大きく重いので、保管場所や持ち運びに悩むことがあります。特に、多くの曲に挑戦しようとすると、新しい楽譜を購入するたびにこれらの問題は増える一方です。この悩みに、効果的な解決策があります。

タブレット1台で、無限に楽譜を持ち歩ける毎日を想像してみてください。電子楽譜は、1台のタブレットに楽譜を取り込んだり、オンラインで新しい楽譜を購入できます。

電子楽譜は持ち運びの快適さに加え、メモ機能や自動譜めくり機能など、ピアノの練習をより効率的にする機能が満載です。これらの機能は、様々な曲に挑戦し、ピアノを上達したい方に理想的な選択肢になるでしょう。

毎日のピアノ練習は電子楽譜を使っています。

電子楽譜なら、間違いのクセや気付きなどはすぐにメモできるので、ピアノの上達スピードが速くなるのも実感できるでしょう。

電子楽譜を始めるのに必要な装備は次の3つです。

  • 楽譜を表示するためのタブレット
  • 電子楽譜専用のアプリ
  • 譜めくりペダルなどのアクセサリ

電子楽譜を始める第一歩として、適切なタブレットを選び、専用アプリをダウンロードしましょう。また、譜めくりペダルやタブレット用ペンなどのアクセサリも、演奏中の操作性や練習効率をさらに高めるために有効です。

今こそ、新しい演奏ライフをスタートさせ、ピアノ演奏の常識を変える時です。

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この記事を書いた人

ピアノ歴30年以上!
4歳からピアノを習い始め、会社に入って10年以上たった今もピアノ継続中。
2週間に1回レッスンに行っています。

ピアノは100歳になっても続けれらるので、私の一生の趣味になると思います。
このブログではピアノに関して、私の経験やおすすめ情報を紹介しています。

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